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島サミット2021三重県志摩市が選ばれた/開催理由は?日程スケジュールや参加国を調べてみた

2021年に開催される「第9回 太平洋・島サミット(PALM9)」の開催地に、なんと三重県志摩市が選ばれたとの情報が、2020年(令和2年)2月3日にはいってきました!

5年前にG7先進国首脳会議伊勢志摩サミットで、大盛り上がりを見せた三重県志摩市にまたまた、サミットがやってきます!

とはいえ、島サミットって聞いたことあります?
実は初めて聞いたので超マイナーなサミットと思いきや。
世界中から、太平洋の島々20カ国弱が集まるとのことです。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008298.html

太平洋・島サミット(PALM)とは

じゃあ、島サミットって何を議論する場なのか?

意義的なものは、太平洋島嶼国地域が直面する様々な問題について、首脳レベルで率直に意見交換を行い、地域の安定と繁栄に貢献するとともに、日本と太平洋島嶼国のパートナーシップを強化することを目的として、1997年から3年に1度開催されている首脳会議です。

外務省のサイトには以下のように説明がしてあります。

ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの国々からなる太平洋島嶼国は、大変親日的で、国際社会において日本の立場を支持するなど、日本にとって重要な国々です。
太平洋・島サミット(Pacific Islands Leaders Meeting:PALM)は、日本がこれらの国々との関係を強化する目的で、1997年に初めて開催され、以後3年毎に日本で開催されています。
太平洋島嶼国は、「国土が狭く,分散している」、「国際市場から遠い」、「自然災害や気候変動等の環境変化に脆弱」などの困難を抱えており、太平洋・島サミットではこうした様々な課題について共に解決策を探り、太平洋島嶼地域の安定と繁栄を目指し、首脳レベルで議論を行っています。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ps_summit/index.html

三重県の鈴木知事は決定の連絡を受けて

「G7伊勢志摩サミットのレガシーを最大限に生かし、関係者の皆様とともに『オール三重』で万全の体制で準備を進める」

と話されました。

三重県志摩市が太平洋・島サミット(PALM)に選ばれた理由

太平洋・島サミット(PALM)の開催地に選ばれるには、いくつかの用件をクリアする必要があります。

志摩市は、観光地として宿舎となるべき宿泊施設を有しているのと、何よりG7先進国首脳会議伊勢志摩サミットを開催した実績は、選ばれる理由としては申し分ないですよね。

志摩市の千尋市長と三重県鈴木英敬知事、そして職員、住民の皆さんの頑張りかと思います。

【首脳会議関係】
①会議場
大型会議場(目安として350㎡以上。大(主会議場)の他、中・小の複数のホールや会議室を有することが望ましい。また、 同時通訳用施設その他の適切な音響設備を有することが望ましい。

②昼食会/夕食会会場
会議場、宿舎内又はその近傍において、内閣総理大臣が主催する、参加者100人規模 (着席)の会食を開催可能な 施設・設備を有することが望ましい。

③記者会見場
会議場、宿舎内又はその近傍において、参加者200人規模(着席の記者会見を開催可能な施設・設備(同時通訳用施設その他の適切な音響設備を有することが望ましい。

④参加国の政府関係者用の作業施設・控え室
会議場、宿舎内又はその近傍において、参加国の政府関係者が事務作業を行うことができる施設 ・設備及び参加国の首脳・政府高官用の待機控室として使用可能な施設・設備

⑤報道関係者用の作業施設
会議場及び宿舎から一定程度の距離内において、本邦及び海外の報道関係者(約300人)が作業可能な施設・設備

⑥その他
・参加国の政府関係者及び報道関係者(両者併せて約500人以上)が利用可能な通信インフラ(電話、ファックス、インターネット=無線LAN)が整備されていることが望ましい。
・英語で接客可能な要員が配置されていることが望ましい。

【宿舎関係】
①首脳用宿舎
・単一もしくは近接した宿泊施設において、各国首脳用スイート20室程度を用意できること。
・スイートを用意できない場合は、ジュニアスイートやデラックスルームのコネクティング利用等
での対応も検討可能。但し、各国首脳用に必要とされる20室すべてが同一グレードであることが望ましい。

②閣僚用宿舎閣僚用宿舎
・参加国によっては、首脳に加えて複数の閣僚が出席するため首脳用宿舎とは別に、閣僚用デラックスルームを約30室用意できることが望ましい。
・デラックスルームを用意できない場合は,これに代わる部屋も検討可能。但し、閣僚用に必閣僚用に必要とされる要とされる30室すべてが同一又は類似のグレードであることが望ましい。

③その他関係者用宿舎
参加国の政府代表団、内外報道関係者、警備関係者をあわせ、約500人以上が宿約可能な相応の質・量の宿舎を有していること。

④駐車場駐車場
各国政府関係者、警備関係者及び報道関係者の車両を駐車するに充分な広さの、公道と隔絶された駐車場駐車場(約100両以上。機械式式立体立体駐車場を含まない。)を有していることが望ましい。

【交通関係】
①開催都市からできるだけ近傍に、大型大型旅客機旅客機(ボーイングB747型機、エアバスA380型機等)の発着・駐機(少なくとも2機分)が可能となる飛行場設備を有することが望まし望ましい。

②その他、東京、大阪等の主要都市から国内線が運航されている空港を近傍に有することが望ましい。

【警備関係】
①会議関連施設・宿舎は、警備しやすく、宿舎から会議場までの移動(道路上の車列による移動等)が円滑に行える立地であることが望ましい。

②サミット関連施設の近隣住民を含む市民生活への影響が少ない立地条件にあることが望ましい。

太平洋・島サミット(PALM)の日程・スケジュール

開催日程はまだ確定されていないようですが、例年の日程を見ると5月中旬から下旬が有力です。

2021年(令和3年)5月中旬から上旬

スケジュールについては発表されておりませんが、例年2日間に渡って開催され、太平洋島嶼国地域が直面する様々な問題(気候変動、海洋性ごみ問題)等ついて議論を行う予定です。

太平洋・島サミット(PALM)の参加国

日本を含めて、19の国と地域から首脳等約200人の参加が見込まれています。
現状の参加国の予定は以下の通りです。

日本、キリバス、クック諸島、サモア、ソロモン諸島、ツバル、トンガ、ナウル、ニュージーランド、ニウエ、バヌアツ、パプアニューギニア、パラオ、フィジー、マーシャル、ミクロネシア、オーストラリア

過去の開催地は

第1回 平成9(1997)年 東京都
第2回 平成12(2000)年 宮崎県(宮崎市)
第3回 平成15(2003)年 沖縄県(名護市)
第4回 平成18(2006)年 沖縄県(名護市)
第5回 平成21(2009)年 北海道(占冠村)
第6回 平成24(2012)年 沖縄県(名護市)
第7回 平成27(2015)年 福島県(いわき市)
第8回 平成30(2018)年 福島県(いわき市)

あ!全部日本開催なんですね。

まとめ

志摩市は三重県きっての観光地。
そして、G7先進国首脳会議伊勢志摩サミットの会場としても機能していた地域なので、対応も問題ないでしょう。
これを機会に、志摩市の更なる知名度の向上。

そして三重県の南部が盛り上がることを望みます!
期待します!!

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