ゴールデンウイークに佐賀県で開催され、毎年100万人もの人が訪れる有田陶器市ですが、新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、延期されることは決定しました。
陶器ファンにとっては、非常に残念なのではないでしょうか?
有田商工会議所がが中心となって、全国の焼き物ファンに向けてインターネット上で「Web有田陶器市」を開催しています。
この記事では、Web有田陶器市の開催期間、イベント内容、今回のオンライン開催を行うことでの損失、影響などについてもまとめてみました。
目次
Web有田陶器市の開催日時はいつ
Web有田陶器市の開催ですが、インターネット上でも通常の陶器市と同じ日程です。
2020年(令和2年)4月29日9時
~5月5日の17時までとなっています。
7日間にわたって開催される大規模なイベントです。
Web有田陶器市のイベント内容は
有田陶器市が延期になったが、全国の焼き物ファン向けにインターネット上で陶器市を開催します。
イベント内容は、主に「Web有田陶器市」、「春のオンライン陶器市」「ふるさと納税も特集」の3つのイベントに分かれます。
陶器市
陶器市では、有田町内の130事業所が約1万種類の商品が出品されます。
新作や限定商品、お値打ち価格の商品、福袋なども出品され1店舗で2,000円以上購入すると送料を有田町は助成するので、送料がかかりません。
老舗の「深川製磁」や「香蘭社」をはじめ、人間国宝の井上萬二さん擁する「井上萬二窯」など有田焼を代表する窯元や作家らも参加を予定しています。
食器や花器だけでなく、陶器市で人垣ができるcocosara(ココサラ)などアクセサリーなど多くの商品が揃います。
人気イベントの「朝がゆ」の干支が描かれた碗わんを2,100個。
http://www.arita-toukiichi-web.jp/
特設サイトでは、店名で検索できる機能や地図上を歩いているように表示し、町内の約130の窯元や業者のホームページへ誘導する形となっています。
春のオンライン陶器市
ゴールデンウイーク期間中に全店休業しているアリタセラ(有田焼卸団地)は、「春のオンライン陶器市」を5月29日まで公式ウェブサイトに特設ページを開設し、18の商社がネット販売をしています。
期間中、商品を購入された人の抽選で30人に、焼き物絵柄のオリジナル手ぬぐいが当たります。
https://www.arita.gr.jp/topics/online-toukiichi-2020/
ふるさと納税陶器市
有田町は29日午前9時から、「ふるさと納税陶器市」を各ふるさと納税サイトでで開設します。有田焼の人気絵師の作品やアウトレット品など約100種類の返礼品を5月31日まで掲載します。
寄付金額は8,000円から1,000,000万円台まで幅広い作品がそろいます。
https://www.town.arita.lg.jp/main/32.html
「ウェブ有田陶器市」開催記念プレゼントも
香蘭社、賞美堂の商品券1万円分(税込み)を6名にプレゼント!
応募はこちらのフォーム
または、はがきに
「郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号」
を明記し、5月13日まで下記の住所まで
〒840-8585
佐賀新聞社メディア局コンテンツ部「ひびのプレゼント有田陶器市」係
応募フォームはこちら
有田陶器市の延期による損害/影響は
有田陶器市は、117回目を迎えるほどの歴史のあるイベントだけに、戦時中の6年間以外で延期と言う判断は今までなかったとのこと。
陶器業界は売り上げが低迷傾向にあり、今回の感染拡大の影響で厳しい環境です。
「リスクを冒して開催すべきではないとの多くの意見を踏まえ、断腸の思いで決めた。全国の焼き物ファンの期待を裏切る形になるが、ご理解いただきたい」
と話してみえます。
まとめ
年に1度の有田陶器市2020が延期と言うのは本当に残念ですね。
100回を超える陶器市の歴史の中で、WEB陶器市は初めての試みです。
実物を見て選べませんが、家にいながらゆっくり有田焼を見て楽しめるという点においては良いですね。
延期と言うことなので、新型コロナウイルスが終息したら現地で楽しみましょう!!