加藤厚生労働大臣は、2020年(令和2年)2月13日(木)に緊急の記者会見を開き、神奈川県の80代女性が肺炎できょう死亡したと発表しました。
新型コロナウイルス肺炎で、日本国内で初の死者が確認されました。
1月22日に体調を崩し、2月1日より神奈川県内の病院へ入院し、2月13日お亡くなりになりました。
新型コロナウイルスの感染については、CCR(クレアチニン・クリアランス)検査を行っており、死亡確認後に陽性が確認されました。
過去に中国などへの渡航歴はなかったとのこと。
CCR検査とは
糸球体でろ過される血液の量を調べる検査。クレアチニンが実際にどのくらい腎臓で排泄されているかを見るための指標です。
測定するには、1日の尿を溜めておき(24時間蓄尿)、その中にどの程度クレアチニンが排泄されているかを測定し、血清クレアチニンをもとに計算します(検査室で正確に2時間尿を溜める2時間法という測定方法もあります)。
クレアチニン・クリアランスは腎機能を最も正確に把握でき、特に初期の腎機能悪化を鋭敏に捉えるという特徴があります。
腎機能が悪くなるとろ過される量が減るため、クレアチニン・クリアランスの値も下がります。年齢が高くなるにつれても低下します。
正常値は、おおよそ100~120ml/分です。
今回お亡くなりになられた方が、クルーズ船から降りられた方ではありませんでした。
新たに新コロナウイルス陽性と判明した東京都タクシー運転手の70代男性の義理の母だとのこと。ただし2人に接触があったかは分かっていません。
運転手の男性も中国渡航歴や、中国人客を乗車させたり接触はないとのこと。
今後、調査が進められます。
お亡くなりになられた方にお悔やみ申し上げます。